自社製のユーザーフレンドリーなソフトウェア SIGSpro を使用すれば、シュッテはお客様のご要望にすばやく個別に対応することができます。その際、機械の機能と操作は常に互いに最適になるように調整されています。
お客様は 1 社から完全なソリューションを得られ、その取扱いは簡単に習得できるものです。また、これは新しい要求と共に成長し、長期間にわたる効率的なサービス業務によって、生産における工程信頼性を提供します。
SIGSpro を使用すれば、多彩な研削オペレーションを利用できます。これは継続して拡張され、市場の要求に適合されていきます。個々の研削オペレーションは自由に組み合わせることができ、加工工程において何度でも自由に使用できます。さまざまな仕様の切れ刃を持つツール用に、すべての研削オペレーションのオンとオフを刃別に切り替えることや、研削オペレーションに刃固有のパラメータを割り当てることができます。例えば逃げ角やすくい角などの多くのパラメータを、切れ刃に沿って変更することもできます。
当社であらかじめ想定しなかった特定の加工バリエーションの場合は、「自由研削軌道」により対処するか、必要な研削オペレーションを自ら「フリーオペレーション」の形でオペレーション一式に追加することができます。
当社のあるお客様は SIGSpro の高い可変性を、専門誌の記事において適切かつ説得力のある言葉で表現してくださいました。それは、「SIGSpro で作成できないツールは、まだ発明されていないものだけです。」というものでした。
統合された 3D シミュレーションにより、生産は最初のワークから確実なものになります。なぜなら、パラメータを入力すると直ちにプログラミングされたワークが表示されて、制御可能になるからです。選択によって、ワークの他に研削砥石、研削砥石セット、クランプ装置、あるいは研削盤全体も表示することができます。続いて選択した詳細表示において、研削工程や研削工程の一部をシミュレーションさせることもできます。
単にワークを表示するだけではなく、SIGSpro では多数の分析方法を利用することができます。回転対称のワークの場合、回転輪郭を計算して、表示させることができます。これにより、後で固有の回転輪郭でワークを回転させて、ワークのどの部分でも十分な逃げ角が作られているかをすばやく確実に判定することができます。自由にパラメータ設定可能なグリッドを利用して、角度、縦寸法または面取り幅を測定することができます。ワークまたは自由に定義可能な切削に、すべての分析機能を適用することができます。
機械シミュレーションで生産工程を管理し、確認するために、設定されている機械のコンフィグレーションは、クランプ装置およびサポートや芯押し台などのクランプ補助具も含めて、実物に忠実に表示されます。
SIGSpro で生成された研削プログラムにより、衝突の有無を検査できます。その際には、検査する機械コンポーネントや検査に使用する安全寸法を設定できます。アーバに複数の研削砥石を固定した場合、受け側の研削砥石はアーバの一部とみなされます。これにより、受け側の研削砥石とワークの衝突があるかどうかも確認できます。
3D 衝突監視機能は、個別に調整されたクランプ装置や、芯押し台先端、スリーブ、ハーフシェルまたはプリズムなどのクランプ補助具をサポートと一緒に使用する場合にもメリットがあります。そのために SIGSpro には 3D エディタがあり、それによってこれらのコンポーネントを作成し、衝突監視に組み込むことができます。