PC シリーズの自動盤は、高硬度材ワークの複雑な形状加工用に設計されています。CNC 多軸自動盤は堅牢な設計で、寿命が長く、しかもさまざまな加工に柔軟に対応できます。
PC シリーズの機械は、小・中規模ロットから大量生産のターニング加工部品まで、取付け準備の整った精密部品を提供します。PC シリーズの機械は、自動車メーカーや自動車部品製造業者、装備品や空圧・油圧装置分野ならびに請負い加工で使用されています。
どのようなパフォーマンスにも基礎が必要です。種々の工程の統合、靱性の高い材料の加工、高速性、精度そして安定したプロセスということを考えるとき、安定した機械構造がそのような基礎を提供するものとなります。モジュラー式の柔軟なシュッテコンセプトは、工作機械製造における 100 年を越える経験をベースにしています。
材料がどれだけ効率的に加工されるかは、使用されている技術が相互にどの程度連携しているかにより決定的な影響を受けます。シュッテは PC マルチスピンドル機のために、高性能仕上げに関する要求事項とエネルギー効率に関する要求事項の双方に適合したドライブコンセプトを開発しました。
競争での優位を確かなものにする柔軟性
PC シリーズの複合加工スライドは複雑な輪郭の加工も可能にします。複合加工スライドの典型的な用途は、輪郭旋削およびねじのホブ加工です。円錐、球体、アンダーカットおよび半径パスなどの任意の回転対称輪郭の、内側あるいは外側加工が可能です。
複合加工は、異なる加工方法の統合となることが稀ではありません。強靭で高強度の材料の加工には考え抜かれた柔軟な加工技術が必要です。ドライブ、ツールおよび追加アタッチメントは、お客様のご要望に合わせて構成することができます。機械は、用途の拡張の際にはいつでもレトロフィットが可能です。
PC シリーズには広範囲にわたるアタッチメントが用意されています。
そのため、機械を加工タスクに適した装備にすることができます。
これには主に以下のものがあります
56 本以上の軸を制御するためには、成熟したハードウェアと制御技術が必要です。これは特に、取扱いとプログラミングをスペシャリストだけに任せるのではない場合に当てはまります。
テクノロジーおよび操作インターフェース「SICS 2000」は、カーブシャフト、カムスイッチなどの典型的な要素、および特殊な加工サイクルを提供できる設計となっています。これらの機能は、フラットでユーザーフレンドリーな操作パネルでサポートされます。操作インターフェース「SICS 2000」は、操作方法および使用領域に応じて多軸機の特殊な要求事項に合わせて調整されており、関連プロセスはメニューに統合されています。プログラミングおよび最適化は、技術的なプロセスに従って強力なユーザーサポート機能により段階的に行うことができます。